誰かの次の挑戦への一歩に。
スポーツや部活を通じて、前向きに生きるための力を感じてほしい、そんなページです。毎回1人の人物にスポットを当て、その人の魅力・素顔に迫ります。
今回は、野球をやっているリクさんのお話を聞きました。

Q1. どんなスポーツ・部活をしていましたか?
野球をしていました。ポジションはサードです。4歳から始めて、大学4年生まで続けました。

Q2. 野球を始めたきっかけは?
父が野球好きで、その影響もあって自然と始めました。
小学生の頃にドラマ『ROOKIES』を観て、「甲子園に行きたい」と本気で思ったのを今でも覚えています。
Q3. 野球を通して学んだこと、成長できたことは?
コロナ禍で甲子園が中止になったとき、
「甲子園はあくまで通過点」と考えるようになって、目の前の練習により主体的に向き合えるようになりました。
なぜそのトレーニングをやるのか、どう意味づけするのか。
与えられるだけじゃなく、自分で考えて動ける土台がこの時期にできたと思います。




Q4. 一番努力していたことは?
大学3年の秋前に大きな怪我をして、全治6ヶ月の診断を受けました。
「もうリーグ戦には間に合わないかもしれない」「プロは厳しいかも」そう感じたのが正直なところです。
でもそこから4ヶ月半で回復し、頭で理解した動きを徹底して身体に落とし込むというプロセスを何度も繰り返しました。
努力で怪我を治して、自分の中での集大成となった結果も残せたことで、その過程すべてが自信につながっています。


Q5. キャプテンとして心がけていたことは?
チームには、モチベーションが下がっているメンバーもいました。
でも、「ここでやめたら、今までやってきたことが自分の人生につながらなくなる」と伝えていました。
“甲子園”に出られなくても、心の中に自分だけの“甲子園”を持ってやっていこうって。
僕自身は、野球以外の面でも仲間の支えになれるよう意識していました。

Q6. 転機になった出来事はありますか?
大学4年で野球に区切りをつけようと決めたことです。
その決断が逆に良くて、最後の年は成績も一番良かった。
引き際がはっきりしたことで、思い切ってプレーできたんだと思います。
また、プロを目指していた同期たちの意識の高さに触れて、
「このままじゃいけない」と気づいたことも大きいです。
誰と過ごすか、どんな環境に身を置くかは、本当に大事だなと実感しました。
その意識は今も持ち続けています。

Q7. 今後の目標は?
言ったことを信じてもらえるような人になりたいです。
それから、自分の中にある考えや哲学を、いつか何かの形にできたらおもしろいなって思っています。
EDIT=BROADMOOR編集部
SPECIAL THANKS=RIKU
