ファッションの色選びは文化や個人の好みに大きく影響を受けます。この記事では、日本人を含む、21ヶ国100人に対するアンケート結果を通じて、色に関する好みや傾向を探ります。果たして、日本人と海外の人々のファッションカラーの好みはどう異なるのでしょうか?
目次
- 質問内容と統計結果
- 答えてくれた人に聞いてみた「異文化のファッション観」
- まとめ
1. 質問内容と統計結果
今回のアンケートでは3つの質問をしました。
(1) よく着る服は何色ですか?
黒と白のベーシックカラーが好まれることに加えて、地域や世代を超えて好まれる色は「青」だということが明らかになりました。
青から連想されるのは、水の色、海や空の色です。
そういった生命の営みにとって大切で不可欠なものの色を、人は普遍的に快く感じるようです。
(2) 好きな色は何色ですか?
日本人の好みには、【青・黒・白】に加えて、【ピンク・黄色】がランクインしました。
幸福感や温かみを感じるカラーが好まれているようですが、《好きな色》≠《よく着る服の色》であることが垣間見えます。
一方、海外の人は【青・緑・黒・グレー】に加え【メタリック】がランクインしました。
この結果は、海外の人々がより斬新な色合いを受け入れる傾向があることを示唆しています。
また《好きな色》が《よく着る服の色》と一致している部分が多く、自分の好きな色を着るという価値観を持っていることが分かります。
(3) 普段選ばない服は何色ですか?
海外の人が【メタリック】を好むのと対照的に、日本人が敬遠する色は【メタリック・緑・赤・オレンジ・茶】の派手色であることが判明しました。
日本人が【ピンク・黄色】を好むのとは対照的に、海外の人は【ピンク・紫・黄・赤・柄もの】を避ける傾向にあるようです。
日本と海外の人の選択肢がハッキリと分かれていることが判明しました。
2. 答えてくれた人に「聞いてみた」異文化のファッション観
日本人は比較的トレンドに敏感であり、トレンドカラーを追求することが多いため、自分の好みの色を選ぶことが少ない傾向にありました。その理由として、「人からの印象」や、「似合う自信がない」「おしゃれに気を遣っている感度の高さ」などが意見として挙がりました。
海外の人は、常に自分の好きなファッションスタイルに応じてカラーを取り入れることが多いようです。トレンドに左右されず、自己表現を大切にしている傾向にあります。
また、日本人ほど服に気を遣っている人が多くないようにも感じました。
3. まとめ
本当は【好きな色】や【普段選ばない色】に挑戦したいが躊躇っている人は、思い切って小物から取り入れてみることやアイテム次第で、自分らしいおしゃれの楽しみ方ができるかもしれません。
この調査をきっかけに表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
EDIT=BROADMOOR編集部
SPECIAL THANKS=100 people from 21 countries