誰かの次の挑戦への一歩に。
スポーツや部活を通じて、前向きに生きるための力を感じてほしい、そんなページです。毎回1人の人物にスポットを当て、その人の魅力・素顔に迫ります。
今回は元サッカー選手のSHOさんにお話を聞きました。

Q.1 スポーツを通して、人生で一番影響を受けたことは何ですか?
「夢や目標を持つことの大切さ」ですね。
中学のとき、高校サッカー選手権をテレビで見て「ここに出たい!」って強く思ったんです。そこから“どうしたらそこに立てるか?”を自分で考えるようになって。環境を変えたり、成長を求めたり、すごく前向きになれました。
夢を持つって、それだけで人生に熱が入る。
実は母も、いつも「やりたいこと」を口にして、それを実現していく人でした。小さい頃からその姿を見てきたのも大きいですね。「こうなりたい」を本気で言って、それに向かって動くことの大切さを教えてもらったと思っています。



Q.2 辞めたいと思ったことはありましたか?また、どんな壁を経験しましたか?
辞めたいと思ったことは、不思議と一度もなかったです。ただ、「壁」だらけでしたね(笑)
高校までは「とにかく練習あるのみ!」で乗り越えられてたんですけど、大学になってからは全然違った。
一番大きな壁は、大学2年のとき。1年生で試合に出させてもらって、全日本大学選抜に選ばれ、アジア大会にも出場してたんです。でも、そのあと出られない時期が続いて…。評価ばかり気になって、サッカーを“楽しむ”ことを忘れてました。
今思えば、自分の実力を過信してたんですよね。
プライドも高くて、自分の感覚ばっかりを信じてた。でもあるとき監督と話して、自分が“自分をわかってない”ってことに気づかされたんです。それからは、客観的な意見を取り入れるようになって、プレーも変わりました。
「プライドを捨てる」ことが、壁を越える鍵でした。



Q.3 スポーツをしていたからこそ、選んだ道・選ばなかった道はありますか?
「挑戦を選ぶ」ことを恐れなくなった。
これが一番大きいです。普通なら“できるかどうか”を先に考えると思うんですけど、僕は「やりたいかどうか」で判断するようになりました。
それはずっとサッカーでチャレンジし続けてきたからこそ、だと思っています。

Q.4 尊敬している人、憧れている人はいますか?
サッカー選手だと、本田圭佑さんと長友佑都さん。
長友選手は、同じポジションで、背景も似ていて、どん底から這い上がってきた姿が勇気になりました。
本田選手はサッカー選手としてだけじゃなく、起業家としての顔や考え方も魅力的。自分もああいう人になれたら、と思っています。
起業家で言うと、NEXYZ.の近藤太香巳さん。
情熱があって、仲間想いで、社員や会社に全力で向き合っている姿は、自分が目指す理想の社長像です。

Q.5 今の活動や、これからの夢を教えてください。
今は、サッカー仲間と会社を作るために準備中です。目指すのは「10億円規模の会社」。
仕事は“縁”から頂いたものを少しずつ大きくしていますが、ジャンルにはこだわっていません。とにかく色んなチャレンジをしたい。
「知らないから夢がない」と思うんです。
でも、知ることで、やりたいことがどんどん見えてくる。だからこそ、たくさんの経験を積んで、誰かに勇気を与えられる会社を作っていきたいです。

Q.6 最後に、今挑戦中の人、迷っている人に一言お願いします。
自分にはできないんじゃないか、失敗するんじゃないか、そんなことを考える前に行動してみてください。
最初はたくさんの挫折や苦労があるかと思いますが、その行動からやがて本気で成し遂げたい夢や目標に変わってくると思います。
小さなことからチャレンジしていきましょう!!
プロフィール
SHO。京都府出身。スポーツ一家に育ち、年長からサッカーを始める。中学で高校サッカー選手権に憧れ、島根の強豪校へ進学し寮生活。大学は福岡、推薦で進学しJリーグを目指すもプロ入りは叶わず。シンガポール、兵庫の社会人チームを経て2023年に現役引退。現在は仲間と共に会社設立を目指し奔走中。
EDIT=BROADMOOR編集部
SPECIAL THANKS=SHO