子ども達に、もっとたくさんの職業や価値観に触れて世界を広げてほしいっ!そんな想いでさまざまな仕事を紹介する「10歳でもわかる仕事図鑑」。今回はお医者さんの声をかたちにするRISAKOさん(32)に話を聞きました。

ー何をする仕事ですか?
医療関係の広告を作る仕事をしています。
クリニックを開いている先生にインタビューして、
「どんな思いでクリニックをしているのか」を記事にまとめます。
そのとき、先生の思いがしっかり伝わって、
読む人(患者さん)が「自分に合ったクリニック」を
見つけられるように、中立の立場でお話を聞くようにしています。
ーその仕事をしようと思ったきっかけは?
会社の「地域の人と先生の心をつなぐ」
という考え方に共感したからです。
その言葉に、血の通ったあたたかさを感じて、
この仕事をしてみたいと思いました。
ー仕事において大切なことは何ですか?
自分が「どうしたいか」を大切にしています。
仕事だけじゃなく、どんなことでも
「自分から動く」ことが大事だと思っています!
そうすることで、「自分はこういうことがやりたいんだな」と気づくことができるからです。
それから、相手に無理に期待したり、人を変えようとはしません。人は自分の力では変えられないから、自分が少しずつ変わっていくことを大事にしています。
ーその仕事をしていて楽しいところは?
何度も試して、上手くいかないことがあっても、
そこから「どうしたらもっと良くなるかな」と考えて行動することです。
そうやってトライアンドエラー(いろいろ試して学ぶこと)を繰り返す中で、自分が少しずつ変化して成長していく、その過程がとても楽しいです。
“失敗”というものはなくて、どんな事も全て学びになると思っています。
ー苦労したところは?
「失敗はない」「一喜一憂しなくていい」と思えるようになるまでが大変でした。
やりたいことを実現したり、組織をよくしていく中で、
まわりの人にどう動いてもらうかに苦労しました。
今も成長の途中です。
ーどんな人が適していると思いますか?
「No」と言われても、すぐに諦めたり、決めつけたりしない人です。
言葉のうらに、できる方法やチャンスが隠れているかもしれないからです。
その可能性に気づこうとできる人が向いていると思います。
ー子供のころどんな職業に憧れていましたか?
アナウンサーと歌手に憧れていました。
歌手は、昔から歌うのが好きだったからです。
アナウンサーは、小学生のときに音読をほめられて、
「向いてるかも」と思ったのがきっかけです。
でも、親からは「安定しているから薬剤師のほうがいいよ」と言われていました。笑
ー子供のころに頑張っておいた方がいいことはなんですか?
いろんな人と話したり、関わったりする中で、違う考えや感じ方に触れること!
そして、自分の気持ちを自分の言葉で、きちんと伝えることも大切だと思います。
それができると、大人になってからも人といい関係がつくれると思います。
EDIT=KOTOMI
SPECIAL THANKS=RISAKO