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2023.09.09

あのブランドのルーツ。あなたはいくつ知ってる?〜『made in U.S.A』〜

 世界の中でも1番大きい日本の古着市場。今では当たり前のようにオシャレに着ているアイテムも、ルーツを知ると面白いかも。

 今回は、大阪の古着激戦区で古着屋を営むYUKIHIROさんに『 made in U.S.A 』のブランドのルーツについて聞いてみました。

金鉱で働く人々の為の『作業服』 <Levi’s>

1853年、創設者のリーバイ・ストラウスはサンフランシスコの金鉱で働く人々の声を聞き、キャンバス生地で丈夫な作業服を作ったのが始まりです。その後、1873年に今のデニムの原型が誕生。1940年代に西海岸の大学でジーンズの流行でファッション・アイテムへと進化したことをきっかけに、世界中の若者の服になりました。

『ロッククライミング』が大好きで <Patagonia>

 ロッククライミングが大好きだった創設者のイヴォン・シュイナードは、1957年に自分でクライミング道具を作っていた。その自作の道具を仲間が欲しがり、作って仲間に売り始めたことが始まりです。その後、たまたま買ったラグビーシャツが丈夫で仲間からも人気だったことをきっかけに衣料品の製造・販売を始め、米国最大のアウトドアブランドに。

『バスケ専用』のスニーカー <converse>

 今も大人気のモデル「キャンバス オールスター」は、なんとバスケットボール専用の靴だったのです。1917年に完成した靴の型は、現在のものと驚くほど一緒。時代と共に靴の形も種類が増え、テニス・バトミントン・ジョギングなど様々なスポーツで履かれるようになりました。1980年代を境に、かかと部分のラベルや布、インソールのロゴの色とデザインなどが大きく変化したそうです。

今でも使われている『体操服』 <Champion>

 1919年にニューヨークで誕生したChampionは、当時から米軍の体操服として使用されていたんだとか。品質も良く保温性も高いことから、なんと第二次世界大戦中もチャンピオンのスウェットは活躍していたそうです。チャンピオンは年代によるタグのデザインの違いが分かりやすいので、古着を買う時はタグを見て調べてたり店員さんに聞いてみると面白いかも。

『新しいバランス感覚を』 <New Balance>

1906年に、扁平足などを治す矯正靴を製造するメーカーとして誕生。矯正用シューズ製造で培った医学的な知識と深い理解を活かし、60年代にはランニングシューズの製造を始めます。履き心地にこだわり、ブランド名の由来は「履いた人に新しいバランス感覚をもたらすこと」。他社には真似できない圧倒的な履き心地から「スニーカー界のロールスロイス」と呼ばれていたんだとか。

 何気なく着ている服や靴の意外な原点を知れたのではないでしょうか?気になる方は古着屋に足を運んで、店員さんと話してみると面白いかもしれませんね。

SPECIAL THANKS=YUKIHIRO( 古着屋「KEY」/ KEY WEB STORE
EDIT=BROADMOOR編集部

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